(7)動作意識点と可動部位
トレーニングには「動作意識点」と「可動部位」という認識が必要になります。例えば、凝り固まった肩の筋肉をゆるめたいと思った時、肩をグルグル回したのでは逆効果になります。
その理由は、
・力が入って緊張している状態の筋肉組織は「縮み固まったカチカチ粘土」「痩せて弾性がなく乾いて張り付いたような粘土」と同じです。
無理に動かしたり、揉んだりすると、毛細血管を痛めてしまい、更に固まります。
・コリが解消したように感じるのは、毛細血管が損傷する事で、感覚が鈍くなったからです。
「肩」をグルグル回すという事は、ゆるめたい「肩」を緊張状態にしているという事です。以上のことから、
緩めたい部位「可動部位」
緩めるために動かす部位「動作意識点」
この二つをしっかりと分け、意識してトレーニングすることが必要になります。