個別指導「正しい動きをしてみたい」Kさん70代 女性 舞踊家
Kさん、舞踊のキャリアが長く、元々体育教師をしていたこともあり、身体や運動に関しての知識豊富な方です。そんなKさんですが、初めて受けた個別指導では、立つ、歩く、座る、お辞儀の仕方などの日常基本動作のいずれもが出来ていないことに驚きつつ、どれも嬉しそうでずっと大盛り上がりの60分でした。
→初めに膝、股関節の不具合についてご質問されたので、まずは膝・股関節の位置認識を行う
股関節の位置認識のための左右重心移動で、左右の違い感が明確になった
「こんなわずかな動きなのに汗噴き出してくる(笑)使えてないってことかしら、やだぁ〜(笑)」
→構造的に正しい姿勢での立位に身体を置いてみる
「いつもの自分の姿勢と全く違います、すごい違和感、力入っちゃう(笑)」
しかし、どちらが本来あるべき姿勢状態なのかは理解されているので、違和感を感じつつも身体の認識修正を行うKさん
数分後、「さっきより大分、力抜けてきました。何かこのほうが、スーッとした感じがです」
→お辞儀、お辞儀からの座り
「ひぇ〜(笑)正確にやるともの凄く鍛えられるんですね、きつい〜けど、出来たらすごくいいトレーニングですね」
→歩きでの胴体一体化、重心落下前進運動
「言われてるように身体が動けない!こんなに出来ないの〜(笑)」
「股関節の動きをよくしていかないと、ものすごくあちこちに無理がある感じ。初めにやった股関節のアレが必要な訳ですね、やります!」
Kさん、構造的に正しい姿勢・身体の使い方の書籍もよく読まれており、身体感覚、理論的理解度も高い方でしたので、全体像把握のために、初回の内容としてはかなり幅広い指導内容を行いました。
「基本動作がこんなに違ってたまま、長年パフォーマンスしてきたから、あちこちおかしくなるのも当然ですね。全然分かってなかったのね。特に股関節、こうして使われない限り動かなくなってくのは当たり前ですね〜」
出来ない、難しい、でも言われてることはわかるだけに、逃げ場なし状態。今までの常識を裏切られる新鮮な感覚、驚きに終始笑いの絶えない賑やかなKさん。
年齢に関係なく、より良い自分を模索し続けるその姿勢と底抜けの明るさに私達も元気と希望を頂きました!