井上尚弥選手
井上尚弥選手 |
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(1)井上尚弥選手のパンチだけ当たる理由1
WBO スーパーフライ級タイトルマッチ 井上尚弥 vs アントニオ・ニエベス戦での見解
・気配なく間を詰める
・相手に気づかれずに接近する
・予備動作無しに動く
地面を蹴って前進するということは、筋肉を伸展させなければなりません。この筋肉の伸展運動は相手に気づかれる要素になります。収縮している筋肉を伸展させるという「予備動作」が、相手に読まれてしまうのです。
しかし、井上尚弥選手には、この予備動作がありません。地面を蹴らずに前進しています。
(2)井上尚弥選手のパンチだけ当たる理由2
WBO 世界スーパーフライ級タイトルマッチ 井上尚弥 vs ワルリト・パレナス戦での見解
落下運動で前進するイメージを例えると「つまずき」に似ています。歩いていて「つまずいた瞬間」、体が思いっきり前に倒れそうになりながら飛び出す経験が、誰しもあると思います。この時は、落下運動を前進する力に転換して、前に出ていることになります。
井上選手は、この「つまずき運動」を「倒れそうにならないで」普通にやってしまいます。相手選手は、井上選手がいつ動いたのか気づかずに、間合いを一気に詰められ、気がついたらパンチをもらってしまいます。
(3)井上尚弥選手のオーバーハンドパンチが速く強い理由1
ガードの上からでも倒せる、井上尚弥のオーバーハンドパンチは、なぜ強烈な破壊力と、スピードを兼ね備えているのでしょうか?
(4)井上尚弥選手のオーバーハンドが速く強い理由2
世界3階級制覇王者のプロボクサー井上尚弥選手の強さを構造的に説明します。
(5)井上尚弥選手のパンチが速く強い構造的理由
肩甲胸郭関節を使ったパンチの破壊力が絶大でルフィ級という内容は「井上尚弥選手のオーバーハンドが速くパワフルな理由2」にて説明しました。ここではストレートパンチについて解説します。
(6)井上尚弥選手 70秒のKO 神速移動
2018.10.7 ボクシングの最強決定トーナメント「ワールドボクシングスーパーシリーズ」(WBSS)が横浜アリーナで開催。WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25、大橋)が元WBA同級スーパー王者で4位の挑戦者、ファン・カルロス・パヤノ(34、ドミニカ共和国)を1ラウンド70秒でKO勝利で準決勝へ進出。 開始1分、井上選手の左ジャブに続いて、パヤノ選手の入り際を狙った右ストレートがまともに入り、パヤノ選手は後方に沈む。
詳細は下記の「構造的に正しい姿勢 構造的に正しい身体の使い方ブログ」にて解説します。
(7)井上尚弥選手 70秒のKO 神速の踏み込み
井上選手の踏み込みは、予備動作がないので相手に気づかれにくいのですが、さらに、移動中に頭部の高さが一定であることも「気づかれにくさ」に貢献しています。
詳細は下記の「構造的に正しい姿勢 構造的に正しい身体の使い方ブログ」にて解説します。
(8)井上尚弥選手 70秒のKO 異なった身体操作のワンツー
この70秒の試合では、井上選手の、左ジャブ、右ストレートの2発でパヤノ選手をKOしました。
左ジャブと右ストレートでは、それぞれ異なった身体操作でした。
詳細は下記の「構造的に正しい姿勢 構造的に正しい身体の使い方ブログ」にて解説します。